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O'BATAの超“気まぐれ日記”No.6

このコーナーでは日常の中でちょっと気づいたことや感じたこと、コンサートをやってみて、
等々を超気まぐれで軽く出していきます。
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2000/4/27

去る23日、岡山の未完成というお店の29周年記念企画で、8人の詩人たちの朗読と共演させていただいた。なかなか興味深いものだった。
       詩人との共演

踏み叩く 未完の床や 山つつじ  
               恵一

岡山在住の詩人8人による朗読に、ほとんど即興的に音をつけていくのだ。中には今回が初めての経験のような方もおられて、緊張のあまり朗読がついつい速くなっていく方もおられたが・・。評価は色々あろうが、僕としては概ね楽にそしてスムーズにいけて、なかなかの出来であったと思う。(実は少々心配していた、結構やりにくいのではと)
この意外な(失礼!)成功の理由は大きく分けて2つあると思う。
ひとつは、各詩人たちが大人で、それぞれの個性、とりわけ色がはっきりしていたことにある。このおかげで楽器(音色)の選択が非常に容易であった。
もうひとつの大きな理由は、今回に限らないだろうが、僕との共演が“日本語”であったことであろう。
僕は常々、喋るがごとく、唄うがごとく演奏したいと言い続けているが、僕自身のもっているリズム感が、日本語のもっているリズム感に限りなく近い、いやほとんど同じなのではないだろうか。と言うのは、 今回やらせてもらってみて、異様なまでに合うのである。
前々から、海外(国内でも)で演奏させてもらうたびに、日本的だ日本的だ、と言われてはいたが、やはりそうであったかと、嬉しいような、ちょっくら悲しいような(これでも若い頃ジャズドラマーを目指していたアメリカ帰り、ハハハ)・・・。
でも今回やらせてもらうことによって、ますます自分のもっているキャラクター・ニュアンス・リズム感が明確になってきた、そういった意味では僕にとって意義あるコンサートではなかったかと思う。
このような場をセッティングしてくれた宮本さん (未完成のマスター)、そして共演していただいた8人の詩人たちに感謝感謝である。

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