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O'BATAの超“気まぐれ日記”No.7

このコーナーでは日常の中でちょっと気づいたことや感じたこと、コンサートをやってみて、
等々を超気まぐれで軽く出していきます。
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2000/4/30


今日は、昨日29日から中野・武蔵野ホールにて上映されている『ある探偵の憂鬱』(音楽:O'BATA)について語ってみようと思う。
この映画の音楽をやらせてもらうことになったきっかけは、97年1月に東京・武蔵野芸能劇場でのコンサートを、この映画で主演していて10数年来の友人(腐れ縁?)でもある大城英司君が聴きに来てくれ、今回の映画のイメージにぴったりだと言うことで監督の矢城さんに紹介されたのがはじまりであった。

内容については以下チラシからの抜粋:
「何も起こらない探偵の物語 あなたを憂鬱な迷宮に誘う」
自分の置かれた状況に困惑し内省的に自己のアイデンティティーを求める探偵。 それは閉塞感の中でもがく我々日本人の姿に重なる・・・欲望とは?幸福とは?人間とは?そんな問いを映画「ある探偵の憂鬱」は投げかけている。 監督は新人の矢城潤一。助監督として北野武、長崎俊一、原田眞人など個性的な監督の下で経験を積み、今回自己資金でこの映画を制作、3年がかりで完成させた。 音楽は奈良の元興寺(国宝)でコンサートを開くなど空間にこだわり独自の音楽を追究するSUーPERCUSSIONの小幡 亨が担当。彼の奏でる不思議な音が憂鬱な世界を醸し出す。 探偵役を淡々とこなした大城英司は映画初主演。圧倒的な存在感を見せる馬渕晴子(初老の婦人役)との緊張関係がより映画をリアルなものにしている。

最初、監督は16mmで済ますつもりだったそうですが、僕の音を聴いて、音質の重要性から急遽35mmに変えたという力の入れよう(そのせいで監督の借金がもう一つ増えた、私も責任を感じている)。今回の上映会場(中野武蔵野ホール)の音質はどの程度かわからないが、僕が試写 会でみたとき(日本で一番設備のいい上映会場といわれてた)はなかなかの音質と迫力であった。
尚、同時発売されているサントラ CD・Detective Blue のほうも、録音・編集:新谷美樹夫、マスタリング:ジョン・ワトキンスという、素晴らしいセンスをもった信頼できるテクニシャンであり、そして私の音楽の良き理解者たちである彼らの協力を得て、This is O'BATA の“音”を創ることができた。自信作(自分としては珍しい、いや初めて?)である。
そんなわけで、今回の上映決定とサントラCD発売は、感無量である。是非とも一人でも多くの方々に観て、そして聴いていただきたいと思う。

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